【プロジェクト事例】某企業のSSC会社設立に伴う実施計画策定支援
【プロジェクト事例】某企業のSSC会社設立に伴う実施計画策定支援
こちらの記事は、私が支援をさせていただいた方が、転職後どのように働いていらっしゃるかを、実際のプロジェクトの一日を例にまとめたものです。
今回は、コンサルティングファームへ転職をされ、SSC会社設立支援において活躍されている方の業務内容をインタビューしました。
実際の1日を少しでも想像いただけたら幸いです。
また以下の記事も併せてお読みいただければ、よりコンサルティングファームやコンサルタントの全体像についてご理解いただけるかもしれません。
コンサルタント(20代後半)
経歴
2016 年 4月、大手SIerに入社。IT コンサルタントとして主に住設企業、アパレル企業の業務・営業支援システムの改革・構築に従事。各プロジェクトにて顧客折衝、アプリデザイン、プログラミングを担当。3~4 人規模のメンバーのタスク進捗管理の経験あり。
プロジェクト背景
クライアントは度重なるM&Aやグループ会社設立に伴うガバナンス整備や経営管理に、膨大な工数と人材リソースを割くことを余儀なくされていた。そのため、グループ会社間をまたぐ共通機能(経理・労務・人事・IT等)を一括で担うSSCの設立の検討が開始され、弊社はそのPMOおよび実施計画の作成を支援を担った。
プロジェクト内容
主に弊社の支援活動は以下の通りである。
・SSC設立形態の検証
・顧客の各部門の業務量の可視化
・顧客の経営層(役員・社長)への提案資料の作成
この結果、顧客はSSCの設立に向けて社内合意を得、プロジェクトは実行フェーズへ進んだ。
実際の1日の過ごし方
9:00 出社
ミーティングがない場合には自宅で勤務を開始するが、チーム内でディスカッションが必要な場合は顧客との朝会の時間に合わせて出社する。
9:30 顧客向け資料の最終確認
予め作成しておいた資料の最終確認を行い、必要に応じて体裁等の修正を加える。
10:00 部門別リーダーとの朝会
各部門のリーダーより各自タスクの進捗状況を報告してもらう。弊社から資料のレビュー依頼や相談事項がある場合もある。概ね想定通りの回答をもらうが、修正点が見つかる場合もある。また、各部門のリーダー間で認識祖語がある場合は、即時別途ミーティングを設定する場合や、顧客へエスカレーションを行う場合もある。
11:30 資料修正・作成(ストーリー作り)
部門別リーダーとの朝会の内容を踏まえ、資料の修正または新規の資料作成を行う。資料作成は以下のステップで行う。
①資料のアジェンダまたは目的を設定(主にリーダーやマネージャーがドラフトし、メンバーが微修正を行う)
②各資料の担当分け(各メンバーの業務状況や知識の有無に合わせて調整する)
12:00 昼食
クライアントのオフィスまたは自社オフィスの周辺でランチ。メンバーと共にする場合もあるが、個々のタスク状況が異なるので一人で済ます場合も多い。
13:00 顧客とのミーティング
顧客とミーティングを行う。プロジェクト全体の進捗報告、相談事項、または資料のレビュー等を行う。
14:00 資料修正・作成(データ収集とシミュレーションの修正)
顧客より受けたフィードバックを元に資料に必要なデータ収集やシミュレーションを行う。顧客の社内データの収集が必要な場合は、事前に顧客に許可を得て担当者と連携し、データを収集する。顧客とのミーティングで、認識祖語等により資料のストーリーや期日に大きな変更が入る場合もあり、その場合は退社が遅くなる場合もある。
17:00 顧客との再ミーティング
顧客に資料レビューを依頼し、おおむね合意を得ると共に、明日のタスクについて確認を行う。
20:00 退社
翌日のスケジュールを確認し退社。
終わりに
今回ご紹介させて頂いた方は、前職では設計や開発を中心とした案件を行っており、より上流から関わっていきたいとことがきっかけで転職活動を始められました。
また、ビジネスや業務側への理解を深めていくキャリアの選択肢をとるために転職というご決断をされました。
バランスを鑑みたコミュニケーションが得意な方でステークホルダー間の交渉者調整力といった強みを活かして、ITのみならず業務側のプロジェクトにも参画されています。
そのような方々に伴走出来るよう、私自身も高めていき、志を持った方々の支援をしていきたいと考えております。
今後もエージェントとして一人でも多くの方とお会いできることを楽しみにしております。